NTTコム リサーチ と NTTデータ経営研究所 による共同企画調査
本調査では、更年期症状による仕事への影響が社会課題として認識され始めていることを背景に40歳代から70歳代までの働く男女を対象に更年期症状・障害に関する意識についてアンケートを行い、データ分析・調査を行った結果、以下のことが明らかとなりました。
■主なポイント
(1) 男性の85.0%、女性の60.3%が更年期症状・障害の相談経験なし
(2) 更年期症状・障害は仕事のパフォーマンスに影響を及ぼしている。男女により症状に違いがあるため、支援に際しては、性差を加味することが必要
(3) 更年期症状の多様な悩みとニーズに寄り添うテクノロジー「メノテック」活用の可能性
本調査の結果、 更年期症状・障害がある人の中で、男性の85.0%、女性の60.3%が、更年期症状・障害に関して誰にも相談していないことが明らかとなりました。
更年期症状・障害がある人の中で「仕事でのパフォーマンスが下がる」と回答した人は、男性は34.6%、女性は51.1%でした。
また、更年期症状・障害がある人の中で最も訴えが多い症状は、男性では「筋力の低下」、女性では「肩こり・腰痛・手足の痛み」でした。男女で症状が異なるため、性差を加味した対策が求められます。
男性では「エビデンスに基づいた更年期ケアの情報を得ることができるサービス」、女性では「自身の更年期症状に応じたおすすめの対処方法を教えてくれるサービス」への期待が最も多いことが明らかとなりました。
本調査は、株式会社NTTデータ経営研究所がNTTコム リサーチ登録モニターを対象に調査を実施しました。
(共同調査のサイトへリンクします)
<調査概要>
- 実施期間: 2023/08/01~2023/08/07
- 有効回答数: 1,040